ホスティングと自社サーバー、総合的に見てコストはどちらが高いか - SE入門 VPN編 | SE入門 VPN編

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SE入門 VPN編 | 01月04日更新

ホスティングと自社サーバー、総合的に見てコストはどちらが高いか

自社内にサーバーを設置せず、外部のデータセンターを借りる「ホスティング」というサービスがあります。
レンタルサーバーという名称で呼ばれることもありますが、このホスティングを利用するメリットというのにはどういったものがあるか、ここで見ていきましょう。

自社内にサーバーを設置するメリットとしてはコストの部分が大きいといえるでしょう。
サーバーを購入して設置すれば良いため、毎月レンタルサーバー会社へ支払いをする必要がありません。
しかしコストの面だけでみると実はそれほどレンタルサーバーと変わらないばかりか逆に高くついてしまうケースもあります。

会社内にサーバーを設置する必要がありますから当然その分のスペースを専有してしまいます。
常に稼働しているものですから熱もそれなりに発生することになるため、どこにおいても良いというわけではありません。
熱がこもるような場所であればサーバーにとって好ましい環境ではないため、空調設備がきちんとある場所への設置が望まれます。
またスキルを持った社員や常に監視できる体制が必要であることも忘れてはなりません。
サーバー構築にあたっては専門知識を有した社員がいなくては構築を行うことはできませんし、さらに障害が起きた際には速やかに復旧にあたる必要もあります。
また障害が起きた場合にはすぐに気づけるように有人監視を行うことも必要となります。
買い替えなどが必要になった場合にもその分がコストに上乗せとなることになります。

ホスティングサービスで使用されるデータセンターではサーバーの専用設備であり、空調施設ももちろん完備されています。
24時間有人監視は当たり前で、障害が起きた際にも現場のスタッフによって復旧されることとなります。

これらのことを比較してみると決して自社内のサーバーの方が優れているとは言いがたい面があります。
コストや手間といったものを総合的に見て自社内にサーバーを置くか、あるいはホスティングサービスを利用するかを検討されるのが良いでしょう。

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